JAMDAブログ

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2008年03月27日

[  ユーロショップ2008  ]

会場はドイツ・デュッセルドルフの見本市会場。 初日はホテルのあるケルンから電車で約1時間ほどかけ会場へ到着。 エントランスの会場案内看板を見ると、ホール1~17まで。 感覚としてはメッセとビックサイトとパシフィコを全部足した位の広さ。これ2日間で回れる?

少し不安になりながらとりあえずスタートしました。この貴重な時間を無駄にはしたくないので、私は貪欲に吸収しようと思いました。 ㈱ローザ企画デザイン部の人間が学ぶ場所として最適な場所の一つだったと思います。 ユーロショップは撮影禁止ですので、一言断ってから撮影となりました。

私は自分の琴線に引っかかるモノを全て記録しました。 ブースデザイン、システム什器、マネキン等、自分が欲しい情報がカタチ となって目の前に広がり、それらの圧倒的な物量を一つ一つこなしていきました。 残念ながら撮影禁止だった場所は、記憶することで補いました。 初日で全てのホール(実質14ホール)を全て周り、2日目は前日のフォローとしました。 初日は[デジカメの画面で見ていた]感があったので、この日は[自分の目で見る日]と決めていました。 初日で撮りこぼしていた場所も多々あり、結局デジカメのお世話になってしまいました。 集合時間ギリギリまで撮影するつもりでしたが、512MBの容量が満タンになってしまい、残りは記憶させてきました。 今回の最大の目的であるユーロショップは、様々なモノや手法を吸収できました。 ジャパンショップも勉強になりますが、やはりあの“空気”は海外でないと感じられないことでしょう。

 

パリ市郊外:

パリの初日はユーロディズニー近くのショッピングモールとアウトレットモールの見学。 ショッピングモールは形式としては日本でもよくある展開。しかし暗いのだ。 日本では通路もショップもピカピカのテカテカに対して、通路部は薄暗い感じでショップだけが明るい。非常に落ち着けることに気づきました。 共用部分とショップが造作だけでなく、照明効果によっても区別されていることは、日本でも取り入れるべきだと感じました。 アウトレットモールは撮影禁止でした。 個々のショップは1軒屋となっていて、ちょっとした町のようなイメージです。 あいにくの雨でしたが天気の良い日であったら、パステル調の素敵な町並みが見れたことでしょう。

 

パリ市内:

個人的に3度目となるパリ。今回のパリでの第一目的はベルサイユ宮殿です。3度目にして初めて訪れました。 半日の短い見学でしたが、非常に楽しめました。 本来ならある程度勉強してから見学したほうが良かったかもしれません。 宮殿内を一通り見た後、フリーで庭を拝見しました。 当たり前ですが、広いです。 とても見切れるモノではありませんでした。 300年以上経った今でも、その豪華さは不変でした。中心街に戻ってからは一人で散策しました。 ルーブルやオルセー、ノートルダム寺院などは全てカットし、ショーウインドウをあちこち見ながらパリの街を堪能しました。

 

ケルン大聖堂:

ホテルから歩いて10分ほどにある世界最大のゴシック建築であるケルン大聖堂。 建物は平面的に見ると十字架になっているそうですが、デカすぎてよく分かりませんでした。 外観は確かにゴシックならではの重々しい感じ。それが昔の蒸気機関車の煙の煤で黒く変色しているので、禍々しいとさえ感じられる。 聖堂内は「いかにも」というような荘厳なイメージ。 当たり前ですが天高のあるシンプルで細長い軽い印象でした。 これほど外観と内観の差が激しいのもゴシック建築ならではなのかもしれません。 ガサツな私でさえもそれなりの静粛な気持ちになりました。

 

アデルマネキン:

ユーロショップ会場近くでアデルマネキンの展示会を見学しました。 照明をうまく使ったインスタレーションのような展示会で、立体物を上手に見せる工夫が随所で見ることができました。 クラブチックな演出で、各部屋ごとにテーマにあった音楽が大音量で流れていました。 日本とは違い、光と影と音楽での演出が勉強になりました。

最後に・・・

今回の海外研修は自分にとって非常に有意義なものとなりました。 同行者の方々とお話しすることによって得ることができた知識や、以前勤めていた会社の同僚と偶然にも同じツアーで同行できたことも嬉しかったです。 この研修によって得た大きな何かを今後の自分の仕事と人生に生かせると思います。 関係各社様にお礼を申し上げます。

2008年3月27日
㈱ローザ 企画デザイン部  神谷洋志

投稿日時:2008-03-27