JAMDAブログ

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2006年09月28日

[  組合員の自主性を大切にする心地よい気風【2006/9/20】  ]

日本マネキンディスプレイ商行組合(JAMDA)
組合員の自主性を大切にする心地よい気風

 みなさんは、この京都がマネキン発祥の地であることをご存知だろうか。その所以から日本マネキンディスプレイ商工組合(以下、JAMDA)の本部もここ京都に設置されている。マネキン・ディスプレイ製品の製造及び販売に関する事業の中小企業者の改善発展を図るために、これらの者の公正な機会を確保し、ならびにその経営の安定および合理化を図ることを目的に、通産大臣認可の法人団体として活動を進めている。入会資格はマネキン人形とディスプレイ什器機具の製造販売を生業とする業者であること。基本はショースペースにこれらの商品を貸し出すレンタル業であるが、最近はマネキン・ディスプレイ業のみならず、広範囲の「商空間サポート集団」として幅広い知識とよりよいセンスが求められている。
 理事会は理事長1名、副理事長3名、理事6名の計10名から構成され、年3回の通常理事会と5月の総会によって協議、運営されている。組合内には総務・財務・企画・事業・広報の5つの委員会を設置し、プラスチックハンガーやガラスベース等、独自開発された商品の共同購入や内外へのPR活動、海外研修を行い、加盟社へのサポートに努めている。
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事務局長の中川章さん

 特に創設以来、毎年開催されている海外研修では、著名な商業施設や店舗の視察を行い、欧米の関係者との交流を重ねている。近来の日本のディスプレイ企業は海外から注目されるほど、センスや技術力に高い評価を得ているが、その急速な発展にこの海外ツアーがもたらした影響と成果を見のがすことはできない。
 これらの活動を支えるのが全国を6つにわける地区制である。北海道・関東・東海・関西・中四国・九州の各ブロックごとに委員長が選出され、地元に密着したコミュニケーションを図り、活発な情報交換を行っている。従業員数300名から6名の加盟企業まで、さまざまな会員から成るJAMDAだが、企業規模にとらわれることなく同じ組合員として円滑な活動ができるのは、この地区制による地方自治のおかげだという。
 地区例会では理事会結果の報告をし、その地元が持つ問題点について話し合い、ニーズに応じた教育事業やレクリエーション活動を行っている。
 われわれ花商もディスプレイ業者の一員として、往々にして業界競争の激しさを実感するところであるが、JAMDA加盟社が過当な価格競争を生き抜いてこられたのも、この地方自治と各組合員のモラルを尊重した結果であるという。直接に商売にタッチしなくとも、本部には諸外国によるマネキンのコピー製品の防止を図り、ときには厳重な抗議を行うなど、各店舗の利益を守る重要な役目がある。加盟社の商取引を蔭で支える、底力のある組合だ。
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京花協新聞 第57号(平成18年9月20日発行)
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投稿日時:2006-09-28