JAMDAブログ

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2018年01月09日

[  クリスマスディスプレイに見る多様性と今後のディスプレイの課題  ]

株式会社モードセンター
営業部 吉田美沙子

 『メリークリスマス』ではなく、『ハッピーホリデイ』。
事前に知識としてはありましたが、クリスマス色がここまで薄いとは…と驚きました。

ブルーミング・デールの今期ディスプレイテーマ

近年のポリティカル・コネクトレスの流れはディスプレイにも今後どんどん反映されていく流れになっていくと思います。
クリスマスといえばサンタクロースのような、誰もが解りやすい表現は使いづらくもなっていくでしょう。


※実際にNYの街中で見たウィンドウのディスプレイ。
直接的なクリスマスの表現もなくはなかったのですが、写真の通り季節感や祝祭の雰囲気作りといったディスプレイが大半を占めていました。

何かを格好良いと思う、それ自体がひとつの思想です。
誰の宗教観や思想にも抵触しないディスプレイというのは、かなりの難問なのではないかと感じています。
ただ同時に、ディスプレイの重要性は今後増していくとも思っています。
日本国内でもECが隆盛を誇っていますが、今後の店舗の役割は実売というよりもショールーム的な機能にシフトしていくのではないか、と予想します。
本当にそのような流れになっていった場合、ディスプレイは今以上に重要な広告として機能していくことになります。

実際、ブルーミング・デールのド派手なシーズンディスプレイにはとてもワクワクさせられました。
今、日本国内でこの規模でのディスプレイ案件はほぼないような状況ですが、提案ができる土壌は整えてきたいと思いました。

投稿日時:2018-01-09