JAMDAブログ

« 前の記事 |  メディア・報道トップへ戻る  | 次の記事 »

2007年01月01日

[  年頭所感  ]

平成19年度 

新年明けましておめでとうございます 

新しい総理大臣の下で「美しい日本を作る」と言う言葉が発せられました。本当にそうなってもらいたいし、導き方によっては絶対出来るのではないかと思います。
その昔「商」工省がありました。つい最近まで通「商」産業省がありました。そして現在 経済産業省「商」を司る政治の仕組みが無くなりました。大きな意志として「商売の全体をコントロールするセクションが無くなった。」と感じています。

「経済」を考える「省」はあっても、「商売」を考える「省」が無い。
自給自足の不可能なこの日本で、商売を司る仕組みが「無い」という事は、必要以上に格差を招く事と思っています。南北3000km 四季の美しい総理大臣が考える「美しい日本」と結果として出てくる日本の形とは、異なったものになるであろうと心配です。

東京一極化は益々進みそうですし、道州制など100年経っても出来ないのではないかと心配します。日本は、政治と商売が一体化して国内外と共に進んで行かないと、それは多くの格差を生みだし、外国の植民地になってしまいます。昔から「士農工商」と言われ日本は殿(しんがり)として「商売」が全てをまとめ、また代表として上手に生きてきました。「商業」と「産業」が上手く共存して、その結果として経済が順調になるものかと思います。経済から商業や産業を考えると、日本はどこへ行くのでしょうか。

ご存知の通り人口減は既に始まりました。物流が商売と考えると何とも味気ない・美しくない日本の将来が見えてきそうです。賢い日本の生活者はその中でも、紆余曲折しながら美しい日本をまた形作って行くことでしょう。その間も、マネキン人形は衣料の販売促進ツールとして、最高のポジションを保っていくであろうと思います。
そして、日本の店舗を作るレンタル什器という、日本の確かな技術に支えられ、個性と汎用性を併せ持った、最高のディスプレイツールも我々の業界にはあります、多様化する商空間の中で、少しでも個性を引き出せる「魅力ある道具作り」を続け、今年もまた日本の「商い」に貢献して行きたいと考えています。今年も宜しくお願い申し上げます。

日本マネキンディスプレイ商工組合  理事長 岩下修造

投稿日時:2007-01-01