2025年09月08日
[ JAMDA 国内視察研修レポート ]
株式会社京屋
デザイン企画課
岡田 瞳 / 齊藤 衣里子
[EXPO2025 大阪・関西万博]
視察日:2025 年 8 月 28 日 ( 木 )
今回の研修は、EXPO2025 大阪・関西万博へ。当日までに、「EXPO2025 Visitors」という公式アプリでパビリオン・イベントの事前抽選を申込みしましたが、惜しくも全て落選し、確約のない状態での視察となりました。前夜の夕食パーティーでもこの話題になり、当選が難しいことを皆様と共感いたしました。
当日は、ホテルから貸切バスにて会場へ。会場に近づくにつれ “大屋根リング” が見えはじめ、遠くからでもその大きさと迫力を実感しました。またゲート付近は日傘をさしたもの凄い人の行列で、その光景はオープン前のテーマパークとほぼ状態でした。空港と同じような手荷物検査を行い、QRコードでのチェックインを終えいよいよ視察です。
【コネクティングゾーン】
パビリオンのイメージからデジタルサイネージやLEDビジョンでの展示を想像していたのですが、バングラデシュ館や、セネガル館、コモンズB館を訪れると、各国の工芸品や伝統的なテキスタイルが多くディスプレイされ、各国ごとのファッションなどがマネキンによって表現されておりました。私たちが仕事で関わる近代のマネキンだけでなく、自国から持って来たのではと思われるような、個性的でかつ懐かしさを感じるようなマネキンもあり、メイクも特徴的でした。普段は、VPなどでトレンドファッションを着装させたマネキンを見ることがほとんどですが、ここでは各国を表現するために使用されており、どんなファッションも着こなす姿を見て、マネキンというツールの多様性を感じました。
【エンパワーリングゾーン】
内容が魅力的だったアメリカ館は行きたかったパビリオンの一つ。残念ながら並んで待つ事すら許されず入場できませんでしたが、大型ビジョンでV字に囲われた空間は、すっきりとシンプルなデザインでありながらどんと構えたようなかっこ良さを感じました。その隣にあったフランス館は1時間待ちで入場できるとのこと。ピンクゴールドの階段を登り中へ入ると、InstagramやYouTubeで見たあの光景が広がっていました。有名なトランクのインスタレーションや、無数のイルミネーションに囲まれた空間は、他では味わえない幻想的で貴重な体験となりました。
【会場内 誘導サイン】
キャラクターデザインを活かした、誘導サインも目に留まりました。言語関係なく誰が見ても分かりやすい、遊び心のあるデザインでした。
【会場外 万博PR】
出発の広島駅でも告知パネルが設置してあり、新大阪へ到着すると床シートや階段、チケット売り場などが万博一色に。さらに駅周辺のビルにはラッピングや、万博カラーのライティングが施されており、各所で販促による告知やワクワク感の訴求の大切さを実感しました。
今回の研修で、各国の個性豊かな最先端の技術や、デザイン・表現で文化を感じる体験ができ、とても勉強になりました。この経験・体験をアウトプットして今後に活かしていきたいです。
また、同業者の方々とのコミュニケーションを通じて新たな視点や気付きを得ることができ、大変有意義な時間となりました。このような機会を設けていただき、ありがとうございました。
投稿日時:2025-09-08