2011年01月26日
[ 【年頭所感】 ]
平成23年度
ジャムダ設立40周年の記念する年を迎えました。
まだ景気の不透明さは続いていますが、厳しい時こそ我々の業界の店づくり、物づくり伝統と技術力・企画力を活かし、長年つちかってきた日本独自のレンタルが環境にやさしいシステムである事を大いにアピールする時だと思います。
価格(値引)競争には限界があります。いま大切なのは企画力、良質な商品など付加価値のある提供をお客様にすれば、満足感・信頼感をいただけますし、またそうなるよう努力を重ね続ける事が大事だと思います。
『マネキンのすべて続編』も会員の皆様の多大なる協力をいただきまして完成いたします事をお話申し上げます。編集に協力いただきました関係者の皆様にも深く感謝いたします。
本年も会員の皆様の協力をお願い致します。
日本マネキンディスプレイ商工組合
理事長 末次広憲
投稿日時:2011-01-26 ≫ 記事詳細
2009年01月01日
[ 年頭所感 ]
平成21年度
明けましておめでとうございます。
世界中が大変厳しい経済状況に直面しております。昨年起こった原油の乱高下。、アメリカのサブプライムローン問題など金融不安からの株価暴落、大企業の破綻などは、今年も大きな影響を及ぼすことは必至で、各国とも金利の利下げ、公的資金投入、減税など対策を発表しておりますが、せめて日本は日本らしい、しっかりとしたかじ取りを行って、再び世界経済のけん引き役となりたいものです。
特に、日本には「もの作り」の伝統があります。「もの作り」の技術をたくさん持っています。今こそ「もの作り精神」、技術を研いて、いいものを作る、喜ばれるものを作る、人々の暮らしに役に立つものを作るという原点に立ち、誇りを持って頑張る時ではないでしょうか。
我々「日本マネキンディスプレイ商工組合」もマネキン、什器、空間の演出を行う「もの作りの集団」です。これまでに培ってきた特徴ある生産技術、加工技術、設計施工技術の良さを守りながら、もの作りの限界に挑戦する集団として、技術を磨いていいものを作る、喜ばれるものを作る、人々の暮らしに役立つものを作るという気持ちを忘れずに「もの作り」に精進して行きたいと考えています。
また「日本マネキンディスプレイ商工組合」として「レンタル」というシステムは実は地球環境にやさしいリユース、リサイクルの仕組みを通して大いなる貢献をしていることをアピールして行きたいと考えています。
環境と人にやさしいもの作りに誇りを持ち、「日本マネキンディスプレイ商工組合」の理念である、時代を先読みしながら、マーケットのニーズを的確に捉え、存在価値を改めて創造していくことに力を注いで参ります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
日本マネキンディスプレイ商工組合 理事長 末次広憲
投稿日時:2009-01-01 ≫ 記事詳細
2008年01月01日
[ 年頭所感 ]
平成20年度
新年明けましておめでとうございます。
銀座通りを歩いてみると、世界中が日本に集まっている感じで、日本は「力」のある国と思います。そして、この日本は昨年同様、また新しい総理大臣での再出発です。しかし、このご挨拶を書いている最中でもトップは替わるかもしれません。
私は日本が何処へ行こうとしているのか良く分りません。益々の格差時代は続きそうですし、なかなか全体が拡大して行く方向となりません。
その様な環境の中で、我々「日本マネキンディスプレイ商工組合」はそれぞれのお客様に合った「商業環境」を整えなければなりません。
我々「日本マネキンディスプレイ商工組合」は、世の中がどの様に変化していっても「アート」のテイストを持った商環境作りくを得意分野として、続けていけると確信しています。我々は、どの様な「アート」の感性が21世紀の感性なのか模索して、これを吸収し商環境に取り込める数少ない業態です。
マネキン人形から出発したこの「レンタル」というシステムは、正に破壊から修復への移り変わりを先取してきました。個性と汎用性を併せ持った什器も、多様化する商空間の中で、少しでも個性を引き出せる魅力のあるツールとしてこのレンタルシステムを上手に使いながら保持して参ります。今後も更に宜しくお願い致します。
我々業界、現在の悩みは毎日毎日を新鮮な売り場として、提案されていくお客様の要望に、物理的に追いつかないかもしれないと感じる時があるという事です。ご承知の通り、お客様は年中無休、若しくは正月の元旦年1日のお休みです。週1回の休みも無く、まるでタクシーの様にお客様へ商品をお届けし、又、持ち帰る。繰り返しの毎日となりました。その都度、配送車と人員を動かしております。ガソリンも高騰となりますし、CO2を必要以上に振りまいている事もあるやもしれません。
しかし、21世紀の文化文明が定着する迄、過渡期の動きはやむを得ないだろうと思います。その動きに付いて参ります。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
日本マネキンディスプレイ商工組合 理事長 岩下修造
投稿日時:2008-01-01 ≫ 記事詳細
2007年01月01日
[ 年頭所感 ]
平成19年度
新年明けましておめでとうございます
新しい総理大臣の下で「美しい日本を作る」と言う言葉が発せられました。本当にそうなってもらいたいし、導き方によっては絶対出来るのではないかと思います。
その昔「商」工省がありました。つい最近まで通「商」産業省がありました。そして現在 経済産業省「商」を司る政治の仕組みが無くなりました。大きな意志として「商売の全体をコントロールするセクションが無くなった。」と感じています。
「経済」を考える「省」はあっても、「商売」を考える「省」が無い。
自給自足の不可能なこの日本で、商売を司る仕組みが「無い」という事は、必要以上に格差を招く事と思っています。南北3000km 四季の美しい総理大臣が考える「美しい日本」と結果として出てくる日本の形とは、異なったものになるであろうと心配です。
東京一極化は益々進みそうですし、道州制など100年経っても出来ないのではないかと心配します。日本は、政治と商売が一体化して国内外と共に進んで行かないと、それは多くの格差を生みだし、外国の植民地になってしまいます。昔から「士農工商」と言われ日本は殿(しんがり)として「商売」が全てをまとめ、また代表として上手に生きてきました。「商業」と「産業」が上手く共存して、その結果として経済が順調になるものかと思います。経済から商業や産業を考えると、日本はどこへ行くのでしょうか。
ご存知の通り人口減は既に始まりました。物流が商売と考えると何とも味気ない・美しくない日本の将来が見えてきそうです。賢い日本の生活者はその中でも、紆余曲折しながら美しい日本をまた形作って行くことでしょう。その間も、マネキン人形は衣料の販売促進ツールとして、最高のポジションを保っていくであろうと思います。
そして、日本の店舗を作るレンタル什器という、日本の確かな技術に支えられ、個性と汎用性を併せ持った、最高のディスプレイツールも我々の業界にはあります、多様化する商空間の中で、少しでも個性を引き出せる「魅力ある道具作り」を続け、今年もまた日本の「商い」に貢献して行きたいと考えています。今年も宜しくお願い申し上げます。
日本マネキンディスプレイ商工組合
理事長 岩下修造
投稿日時:2007-01-01 ≫ 記事詳細